どうもかげとらです。
今まで、本当に好きな漫画とか面白かった漫画を紹介してきたので、特にマイナス面を書く事もなかったのですが、紹介、レビューをするのに当たって良いところばかり紹介するのも違うかな?と思うようになりました。
なので、ちょっと方針を変えようかなと思います。
それでは、今回はこちら
『ガクサン』
バカ売れした作品でも、話題になっている作品では有りませんが、読んでてとても為になるし面白いので紹介することにしました。
それでは本編です
この作品はこんな方におすすめ ・書店で働いたことがあるかた ・大学受験などで参考書選びに悩んだ方 ・むしろ、これから受験勉強で参考書選びに悩むであろう方
あらすじ
参考書出版社に中途入社した茅野うるし。
ガクサン 第1巻 あらすじより
そこで出会ったのはクセが強すぎる参考書オタク・福山だった。
立ち読みしてばかりだったり、お客さんの中学生を泣かせたり…社会人としてはヤバすぎる福山だったが、参考書の詳しさは尋常じゃないようで…?
参考書オタク男×サブカルミーハー女
凸凹(でこ ぼこ)お仕事コメディ!
作品概要
出版社業界に憧れを持ち、晴れて出版社に入社することができた茅野うるしであったが、配属されたのは、出版社の中でも、参考書の部門であった。
しかも配属先は、その参考書部門の中でも変わり者+問題児である参考書オタク福山を補助する業務であった。
作者・連載状況
本作品は、佐原実波先生による漫画作品です。
2020年より週刊モーニングで連載開始、昨年2022年12月にコミックDAYSに移籍し絶賛連載中です。
既刊3巻ですが、今月3月に新刊4巻が発売されます。
メディアミックス
現状、メディアミックスの予定は内容です。
テレビなとでの扱いはないですが、参考書界隈での関連展開はちょこちょこ有るようですね。
世間の評価
取り立てて賞を取っているわけではないですが、参考書の情報や、選び方などをとても詳しく説明しているので参考書に近い位置付けでも売られているようです。
Amazonの売り上げランキングで、『古典教科書・参考書部門』で50位以内2入ってたり、『高校数学教科書・参考書部門』でも上位に入ってたりと、一風変わった漫画作品です。
感想・レビュー
よかった点、面白かった点
まず第一に、参考書というとてもにっちな業界を取り上げていると見て、驚きました。しかも面白くなるのだろうか…と思った印象が強いです。
扱いとしては参考書コメディという分類のようですナレッジという位置付けではとても為になる漫画だなと思いました。
参考書の選び方だけではなく、それを使った勉強の仕方、勉強の仕方もそれぞれに適した方法の紹介など、学生はこれだけでも読む価値のある作品だと思います。
悪かった点、気になった点
そもそもの話、設定と導入に無理があると思いました。
疑問点1
挨拶だけならともかく、入社していきなり何の説明もなく現場に連れて行かれる。書店との関係を考えると、入社初日の人間に店舗営業をまかせるとかあり得ないでしょう。
疑問点2
福山の置かれている立場、完全に閑職です。たった1人の部署、しかも場所は倉庫みたいなところ。そんな人事、今の時代大問題。
しかも、トラブルは有ったものの取り立てて大きな失敗をしたわけではない。ただただ、扱いにくい社員のリストラ人事
疑問点3
主人公は、そんな部署に何の説明もなくいきなり配属されるってどんな話。正社員って必要だから雇うのに、雇った先が閑職部署。
ちゃんと福山との相性とか適正考慮しての採用ならともかく、そうでないから尚更無理がある
まとめ
良い点、悪い点踏まえてまとめ。
読み進めるととても良いことが書かれているし、面白くなってきてるんだけど、如何せん導入が厳しい。
それでいて、主人公も福山も個性は強いが魅力が伝わってこない。
最初からキャラが定まってる漫画も少ないけど、この作品は超癖つよでキャラが定まってしまっているから、いろいろ手に負えない。
内容はお勧めですが、読む人は選ぶ、そんな漫画だと思います。
今はコミックDaysで最初の方は無料で読めるので、そちらで読んでみるのをお勧めします
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